野菜ジュースを飲めば、野菜を食べなくていい?

コンビニやスーパーなどではおいしそうな野菜ジュースがたくさん並んでいます。いつでも、どこでも飲むことができるので、手軽に野菜の栄養を摂ることができます。日々の食事ではなかなか野菜を食べる機会がなくても野菜ジュースならかんたんに飲むことができます。では、普段野菜を食べられない分、野菜ジュースをがぶがぶ飲めば大丈夫なのでしょうか?

必要な栄養すべてをカバーできるわけではない

野菜ジュースは主ににんじんやトマトなどの野菜、くだものの果汁で作られています。普段の食事ではとても食べられない種類の野菜やくだものの栄養を一度に摂ることができます。しかし果汁だけでは飲みづらいので、市販されている野菜ジュースの多くは糖分や塩分などを加えて飲みやすくしてあります。そのため、大量に飲むと糖分や塩分のとりすぎになってしまいます。

また市販の野菜ジュースは傷まないように加熱処理されています。加熱されることで、熱に弱いビタミンBは壊れてしまいます。また飲むのは野菜やくだものの果汁のみなので、野菜を食べるのに比べて摂取できる食物繊維がとても少なくなってしまいます。

普段食べられない分の野菜を補うために、野菜ジュースをたくさん飲んでもすべての栄養素をカバーできるわけではありません。また塩分や糖分、食品添加物の摂りすぎになってしまうことがあるのです。

噛むことも大切

また人間には噛んで食べるということも大切です。食べ物を咀嚼することで唾液が分泌され、唾液に含まれる酵素が栄養を分解し、胃や腸で消化吸収されやすくしています。せっかく野菜ジュースをたくさん飲んでも、飲むだけではせっかく摂った栄養が吸収されにくいのです。また咀嚼することで、脳内にセロトニンという物質が分泌されますが、これがないと精神的に不安定になることもあるといわれています。

補助食品として活用しよう

野菜ジュースはどこでも安く買えるので、普段とれない野菜やくだものの栄養を手軽に摂ることができます。しかし、野菜ジュースだけですべてを補ってくれるわけではありません。仕事が忙しかったり、たくさんの種類を買い揃えるのは大変だったり、なかなか野菜が摂れないこともありますが、できるだけ食べるようにしたほうがいいでしょう。1日に350グラムの野菜を食べるのが理想的だといわれていますが、毎日これだけの量を食べるのは難しいです。そんなときの手助けに、野菜不足を補ってくれる食品として、野菜ジュースを活用してみてはいかがでしょうか。